東大阪市の内装工事業・コマツ(株)(小松智社長)は、同志社大学(理工学部インテリジェント情報工学科知的機構研究室・奥田正浩教授)と共同開発した壁紙AI識別アプリ「かべぴた」を発表した。12月15日(金)にはザ・ガーデンオリエンタル大阪にてコマツ(株)、同志社大学共同で「かべぴた」発表会を行った。
壁紙AI識別アプリ「かべぴた」は、スマートフォンで壁紙を撮影すると瞬時に該当する品番、メーカー、掲載カタログが識別されるという画期的アプリ。対象物の形や色だけでなくテクスチャーの質感や凹凸を解析する「自動テクスチャ識別プログラム」を用いて90%以上の精度で判別、数値データが近いものから5つの候補が表示される。
これまで現場などから「同じ品番の壁紙が欲しい」という要望があると、内装業者やメーカー営業担当などが見本帳で手作業にて探すなど大変な労力を要してきたが、「かべぴた」を活用すればそうした手間がかからなくなる。
現在「かべぴた」はサンゲツ、リリカラ、東リ、トキワ、ルノン、シンコールインテリアの量産壁紙見本帳に対応、今後1000クラスへも拡大していく。アプリの正式リリースは来年1月末を予定。会員登録をすると無料で利用が可能となる。
なお同社では、12月19日(火)・20日(水)にグランフロント大阪ナレッジキャピタル北館地下2階コングレコンベンションセンターにて開催される「イノベーションストリーム KANSAI 7.0」の同志社大学ブースに出展、「かべぴた」のデモ機を展示する。体験も可能。来場には事前予約が必要。
「かべぴた」についてはインテリアビジネスニュース(本紙)でも詳しく紹介する。
コマツのホームページ
https://komatsu-coltd.co.jp